英語のアンテナ

英語過敏な私のお話し

ホームページに戻ってしまったウェブサイトを指す和製英語

 公共放送の会社から各種手続きに関する手紙が届き、そこには「ホームページでのお手続き」とありました。指定のウェブ上のページを開くとメールアドレスなどを入力するフォームへつながりました。この「ホームページ」という単語は間違った使われ方ですね。英語ではこれは website (ウェブサイト) と書かれる内容です。英語講座とかを放送している会社が送って来る手紙がこれではいかがなものかと思いました。

手紙に書かれたホームページのリンク

ホームページでお手続き

 日本でインターネットのページで企業や団体のことを紹介することが盛んに行われるようになった頃、最初に開く「ホームページ」がウェブサイトと同義語となりました。ページがない企業はホームレスなどと呼ばれたりしました。この home page は website を開いたときに表示される表紙や目次となるページのことです。例えば飲食店ならこんなサイトがあるでしょう。

ウェブサイトの構成図の例

Website
 

 古い折りたたみのケータイ (ガラケー) から i モードという機能でインターネットにアクセスできるようになった際に、 i モード用のケータイ専用ページが作られました。この頃から PC 用ページと区別するためにモバイル・サイトといって、サイト (敷地、場所) という呼び方を聞くようになったと思います。そして PCサイトやウェブサイトという単語も使われるようになりました。これでホームページと呼ぶ使い方も修正されるかなと思いましたが、スマートフォンが普及してガラケーが廃止されると、ケータイ専用ページが必要なくなりました。スマートという単語の意味が修正されたのとは逆に、スマートフォンの登場でホームページの呼び名は修正されず生きながらえてしまいます。今では広告などに、ホームページやウェブサイトという単語を使う企業が混在しています。

野球場のホームベース

野球場

 home は「家」の他にサッカーの試合などで「ホームとアウェイ」というように「本拠地」だったり「故郷」といった意味もあり、home page は website の出発点や帰還点という意味合いがあります。ウェブサイトのことをホームページと呼ぶのは、野球場をホームベースと呼ぶようなものですね。ホームページは多くのウェブページの1つにすぎません。日本ではサイトの home を示す時は、日本語でホームページという呼び名を既に使ってしまったので、トップページという名前が使われています。

文部科学省のウェブページ

 英語教育改革を提唱する文部科学省のページでも「ホームページトップへ」と書かれていました。「ホームページへ」または「ウェブサイト・トップへ」が正確でしょう。

 

 よく名刺などにウェブサイトの意味で HP と書かれていたりしますが、見るたびにあのパソコンやプリンターで有名な会社は宣伝になって良いだろうなと思ってしまいます。それとも迷惑なのかな。

 

 

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